Silvester 2011

Silvester…ドイツ語で「聖ジルベスターの日」と言われている、いわゆる「大晦日」です。多くの方々と同様、私も今年は大変な年だったと思います。未曾有の天災と事故…今年が過ぎ去ったからと言って何かが解決するわけではなく、いつまで続くのかまったく解らないばかりか、事故の状況がさらに悪化しないとも限りません。亡くなられた方や被災された方々に改めて哀悼の意を表すとともに、復旧が少しでも早くなされること、そして再びこのような惨劇が起きないよう、一人一人が考え、行動しなければなりません。今年を象徴する文字である「絆」が来年はさらに拡がり、強いものとなるよう、願わずにはいられません…すべての方々の幸運を祈りながら新しい年を迎えたいと思います。

今年一年、ありがとうございました。

佐藤裕司

End of year

今日からようやく休みです…まず片付けと掃除…膨大な書類など、どこから手を付けたら良いのかわかりません。事務関係は自宅から楽団事務局に少しづつ移しているのですが、長年のユニオン関係の書類や、無造作に積み重ねた山のような楽譜やCD…収納場所が足りませんね。普通の会社員なら仕事関係のものは自宅にはそれほど持ち込まないのでしょうが、音楽関係では楽器や楽譜、さまざまな資料が自宅にはあるので、少しの間でも整理をサボると大変な事になります。今日明日でどの位進むのか…がんばります( ̄▽ ̄)

Lesson

オーケストラの仕事を全部終え、今日は一日中自宅で生徒のレッスンでした。午前中は大学を卒業して戻ってきた生徒がコンクールを受けるためにハイドンの協奏曲を準備してきました。とても良い演奏でしたが、古典派のアプローチ法やアナリーゼを中心にレッスンし、午後は北高音楽科の生徒3名の補講でした。高度なテクニックを身につけるのはもちろんですが、楽譜の向こう側にあるものを感じ取るセンスを磨くことがより重要です。いろいろな経験を積んで自分自身をヴァージョンアップして欲しいですね。

Tsuruoka

第9の余韻が残る今日、月山を超えて鶴岡まで楽器講習会に来ました。毎年続いているこの講習会は、市内の子供たちと交流できる楽しい機会です。レッスンだけでなく「ふれあい」ながら音楽を楽しめた良い一日でした。

An die Freude

今年最後の仕事である第9の本番が終わりました…オーケストラ、ソロ、合唱どれも素晴らしく、これまでの演奏のなかでもトップレベルの演奏だったのではないでしょうか。ここ数年、第9は一日のみリハーサルを行い、当日のゲネプロ本番というスケジュールがほとんどですが、定期なみに3日間のリハーサルが組めればより緻密な演奏ができるようにも思います。

今回は初めてナチュラルトランペットを使いましたが、効果は予想以上で木管や合唱とのバランスも良く、トロンボーンとの響きのブレンドもモダン楽器とは全く違い、素晴らしいものがありました。次回の第9は3月31日に宮城県美里町で開催されます。次回もナチュラルトランペットで演奏すると思いますが、今回の演奏を分析、研究してさらに良い結果を出せるようにしたいと思います。

Beethoven

今日からは山形テルサで明日の「第9」のリハーサルです。今回はこの曲としては初めてナチュラルトランペットを使うので、いつもより、というかもの凄く練習しました。他にもトロンボーン、ティンパニが古典楽器を使います。

夜のソロと合唱とのリハーサルが終わりました。ソリスト、合唱とも素晴らしく、合唱は山響が演奏した第9の中でもダントツのすばらしさです。オーケストラが演奏していてもドイツ語の発音がはっきり聴き取れるし、言葉の意味を理解して発音しているのが良くわかります。指導にあたられた山響アマデウスコア音楽監督の佐々木正利先生の指導の素晴らしさなのでしょう。明日の本番が楽しみです。

写真は今回使う楽器です。左が第9の3楽章と4楽章のマーチでつかうB管、右がその他の楽章で使うD管、譜面台に乗っているのが前半のモーツァルト9番で使うC管の変え管です。D管の管と入れ替えて使います。

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Christmas concert

今年のクリスマスは連休のため、欧米並みとは行きませんが、短めの「クリスマス休暇」といった感じでした。寒波と雪で天候は良くはありませんでしたが、クリスマスの時期としてはむしろこれくらいが普通なのかもしれません。

クリスマスの締めくくり(締めくくり、という表現が日本的ですが・・・)は山形駅西口の高層ビル「霞城セントラル」の開場10周年を記念したいくつかのコンサートスリーズの最後を飾る「けやきの森ブリティッシュブラスバンド」のクリスマスコンサートでした。この企画は昨年に続くもので、昨日は山響のメンバーで構成される弦楽四重奏の公演もありました。会場はビル一階の「アトリウム」と呼ばれる吹き抜け部分で、開放感と景観は良いものの、とにかく寒くて大変でした。昨年の経験から厚着をして行ったのですが、指揮をしている手がだんだん冷たくなってきたり、ビルへの出入りがあるたびに冷たい風が入ってきて体をさらに冷やすなど、通常ではなかなか得られない経験でした。しかし、リハーサルから会場に多くの方々が集まりだし、公開リハーサルのような雰囲気になり、本番ではさらにたくさんのお客様が集まり、2階や3階にも多くの方が私たちの演奏を聴きに来てくれました。演奏も悪条件にもかかわらず集中力のあるもので、良い出来だったと思います。今年もこのバンドと何度も演奏をしてきましたが、音楽に対する真摯な姿勢は私たちプロの演奏家をも魅了するもので、こういったスタンスでの活動が多くの感動を呼ぶのでしょうね・・・指揮をしていて演奏に癒やされる・・・そんなひとときでした。

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Silent Night

クリスマスイブ・・・ですね。キリスト教的には24日の日没から25日の午前零時までがイブで、クリスマス(降誕祭)は24日の日没から25日の日没までなのだそうです。今日と明日は日本中がキリスト教に改宗したような騒ぎになり、「主」はどのようにこれをご覧になっているのでしょう・・・

今年は悲しい出来事が続き、クリスマスといってもなかなかお祝い事になりにくい雰囲気がありますが、蝋燭の灯やツリーを見ていると不思議に心が癒やされます。今日と明日は、心穏やかな時を過ごして気持ちを緩める事ができれば良いですね。そうする時、宗教の違いを超えて安らぎと希望が見えてくるのかもしれません。Merry Christmas・・・

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Fantasic Concert

ファンタジックコンサートも楽しく演奏でき、子供たちも喜んでくれたようです。先日の定期から今日まで首席の井上さんがお休みをとっていたので、今回は群馬交響楽団第一奏者の太田さんに客演していただきました。太田さんはこれまでにもたびたび客演していただいて、私やセクションとの相性も大変良く、安心していつも通り仕事ができます。本番終了後は上山に移動し、25日に霞城セントラルで行われるクリスマスコンサートで演奏する「けやきの森ブリティッシュブラス」のリハーサルを指揮しに行き、21時に終えたあと山響の忘年会二次会に合流しました。しかし、飲み会に後から参加するのはテンションの違いが大きく、一日の疲れもあり、おまけに居酒屋独特の騒がしさとタバコ臭がつらく、気分は今ひとつでした…結局アルコールは口にせずに車で同僚を送り、帰ってきました。明日も本番があるので今日は早めに閉店です。

写真はけやきのメンバーからいただいたクリスマスプレゼントで(サプライズでびっくり!とても嬉しいです!)ジャックダニエルの3リットルボトルです!!

こんなのあるんですね!これならしばらく楽しめそうです。

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on rehersal

今日は山形市民会館です。明日の「ファンタジックコンサート」に向けたリハーサルが行われました。毎年この時期になると山形市民会館で開催されるこのコンサートは、さまざまなゲストを招いてファミリー向けのプログラムを組んでいます。今年はNHKの「おかあさんといっしょ」で歌のお兄さんを務めていた杉田あきひろさんをおまねきし、クリスマスソングをはじめチャイコフスキーの「くるみ割り人形」なども演奏します。写真はリハーサル中に私の席から撮影したもので、指揮の工藤俊幸さんの動きがよくわかります。だいたいこんな感じで演奏しています。

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