6月2日、今週のシリーズが始まりました。長岡市内の小学校で2ステージの本番がありました。今年度から新たなレパートリーも増え、聴いている子供たちもとても楽しそうです! 私もいつのまにか在籍25年になりましたが、近年、体育館に響く山響のサウンドもとても向上したように感じます。本番終了後は、車を飛ばして東京のMUJ本部へ移動し、会議に出席してきて、今は三条市内のホテルです。本番の後、車で上京して会議に出て、すぐ帰る・・つまり夕方近くから日帰り出張ということは時々あります。信じられないかも知れませんが、私は慣れてしまったので、全然平気です。
写真は車内から撮った小千谷市郊外です。数年前までは中越地震の痕跡が残っていましたが、今では完全に復旧しているようです。山響は新潟県には古くから縁があり、数えきれないほど演奏に来ていますが、小出市で行った中越地震復興コンサートは忘れられないコンサートの一つです。チャイコフスキーの第五番を演奏しましたが、聴衆の皆さんの深い感動と復興に向けた力強い意思が、演奏している私たちをも圧倒するような強いエネルギーとなって、会場中に拡がったことは強烈な印象として残っています。音楽が人の心を一つにする事をあらためて感じさせてくれた演奏会でした。穏やかに拡がる田園風景を観ながら、被災された方々の健康と幸福を祈らずにはいられませんでした。