Sendai〜Hachinohe〜Yamagata

初めて乗った最新式の夜行バスは、予想よりも快適でした。3列シートは横、足下とも十分広く、新幹線のグリーン車並みといっても良いほどでした。
東京から仙台まではおよそ6時間半でしたが、ほとんど眠ることができ、疲れもそれほどではありませんでした。朝の5時半に仙台駅前に到着し、車で八戸へ向かいました。雨が激しく、路面の状態も悪かったですが、約3時間ほどで八戸市内に到着しました・・今日は市内の2つの小学校で、9月に予定されている音楽鑑賞教室のワークショップ、事前公演です。トランペット、バイオリン、ファゴットのトリオでアンサンブルを演奏したり、楽器の話や演奏体験コーナーなど、本公演への導入になるようなワークショップでした。この事業は、文化庁が主催する「本物の舞台芸術体験事業」と呼ばれるもので、ワークショップ、本公演と併せて、日本中のオーケストラが9月から10月にアウェーの旅にでます。山響は今年度は北東北、北海道を担当し、9月と10月に合計4週間の日程を組んでいます。私たちワークショップ隊は、来週に北海道と東北を回ります。山響本体は、エキストラ奏者を入れて、通常の公演活動を行います。ワークショップの後は、山形まで爆走し、山形北高吹奏楽部の合宿練習をレッスンします。それにしても、昨日からの移動、何キロになるのかな・・・・楽しかったけど。

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Nagoya〜Tokyo〜Sendai

MUJオーケストラ協議会の会議が無事終わり、これから新幹線で東京に戻ります。その後、夜行バスに乗って仙台へ向かいます。バスは3列シートの最新式の車両で、長距離バスにのるのは20年ぶりくらいなので、とても楽しみです。ところで、仙台から乗ってきた飛行機はプロペラエンジンでした! 50人も乗れば満員で、まるでバスですね・・・。でも、今日は平日ということもあって、20人くらいしか搭乗していませんでした。小さな機体だと経費がかからず、燃費も良いんでしょうね。エンジンの音はとてもうるさかったです。名古屋はとにかく蒸し暑く、ヒーターでも使ってるような感じです。東京のように、弱冷房というのはあまり見かけず、とにかくギンギンに冷房を使いますね。これは、西に行けば行くほどその傾向が強くなるようです。なので、会議室はとても寒く、ジャケットが欲しくなりました。一日のうちに東北、中部、東京、また東北と、移動は大変ではありますが、違う街に行けるのは楽しいです!

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Sendai〜Nagoya

今日は朝から雨模様ですね・・梅雨も終わりに近いのでしょうが、豪雨が心配です。今は仙台空港に来ています。今日から明日夜までは、大変過酷なスケジュールです・・。これから名古屋市内でMUJオーケストラ協議会の会議、21:30の新幹線で東京に戻り、23:55の夜行バスで仙台に向かい、明日朝5時半から車(仙台駅前に駐車中)で八戸に向かい、午前、午後と文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」(国が主催する音楽鑑賞教室です)のワークショップ(事前公演)を山響の同僚3人とともに行う・・大変ハードな行程ですが、どうなるのか少々楽しみでもあります。もっとも、先月のブラジルまでの移動と比べれば、まだ楽ですね。搭乗時間なので、行ってきます!!

Tokyo〜Niigata〜Yamagata

7日は朝の渋滞を避けるために7時に新宿を出ましたが、予想に反して車はスムーズに流れ、9時半には魚沼市に着いてしまいました。途中、高崎付近で群馬交響楽団の楽器運送用トラックを追い越しました。どのオケも忙しい時期ですね。
魚沼(この日は旧小出市)にあまりに早くついたので、あちこち探検してまわることにし、道の駅にいったり地元の商店街を歩いたりと、のんびり過しました。知らない街を一人で歩き回るのは大好きです。でも7日は気温が33度もあり、湿度が大変高かったので結構疲れました・・。
魚沼ではラーメンに力を入れているようで、「こしひかりラーメン」なるものがあちこちにありました。無化調を謳うお店を見つけて食べてみましたが、麺にこしひかりの粉末を練り込んであり、麺のモチモチ感が良かったです。スープもあっさりしていて、私の好みでした。

本番会場の体育館は空気が動かず大変蒸し暑く、まるでサウナ状態! この状態で演奏するのはほとんど不可能・・ですが、音楽を聴いていただくのがわれわれの仕事ですから、必死に演奏しました。子供たちの反応もよく、また小さな街なので地域の皆様も多数来場され、楽しい雰囲気でした。

終演後は三条市に移動し、三条東高校の吹奏楽クリニックで、トランペットパートのレッスンを行いました。やはり音楽室は蒸し風呂状態ですが、生徒たちは真剣な眼差しで取り組んでいて、こちらも暑さを忘れてレッスンしました。

こうして長い一日がようやく終わりましたが、もう一つ私用があるために爆走し、山形に帰るのは8日になります・・・・・。

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Niigata〜

「りゅうとぴあ」での初ステージは、たくさんの聴衆の皆様に山響のサウンドを十分に楽しんでいただけたのでは、と思います。とても音響効果の優れたホールに響く飯森=山響のブルックナーは、どこまでもクリアで、とかく「重厚」さが良しとされる中において、異彩を放つ好演だったと我ながら感じました。特に、「ブルックナーパウゼ」と呼ばれることもある全奏のあとの一瞬の静寂に残る余韻は、これまでのどの演奏より美しかったのではと思います。いつも東京交響楽団を始めとする多くのオーケストラの響きを知っていらっしゃる新潟の方々にも、私たちならではの個性はお分かりいただけたように感じました。

終演後は、新潟大学でのレッスンを今回の演奏会に合わせて、遠く名古屋から聴きに来てくださった大学時代の先輩A氏とその生徒さんたちと、ホール内のスタジオで交流し、私の楽器を試奏してもらったり、トランペットアンサンブルを聴かせていただいたりして、楽しいときを過ごしました。そのあとも新潟駅前で賑やかに打ち上がり、本番後の余韻がさらに素晴らしいものになりました。

6日は上越市に移動して、東北電力主催の音楽鑑賞教室でした。体育館はとにかく暑く蒸し暑く・・・でも皆さん、楽しんで聴いてくれました!
その後、直ちに車で東京へ移動し、MUJ本部でオーケストラ協議会の事務局会議(いわゆる、三役会議)に出て、今は常宿にしている新宿のホテルです。
明日(7日)は、午後から本番です。午前中のうちに魚沼市まで戻れば大丈夫なので、いつものスケジュールの中ではそれほどハードな方ではありません。明日はまた蒸し暑い体育館の本番ですが、頑張って演奏したい(頑張らないと音が出ない・・)です。

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Niigata

今日は新潟市の新潟市民芸術文化会館「りゅうとぴあ」でリハーサルです。このホールで山響が演奏するのは初めてで、ワインヤード式の客席は、1986年にサントリーホールが開場してから日本でも有名になりました。ワインヤード式のホールは、必ずしも演奏しやすいとは限らないのですが、ここは良く響くし、残響も長いけど音が残りすぎて他の楽器の音が聞き取りにくいということもありませんでした。この形状のホールは日本でもかなり増えましたが、客席の白いブロックはベルリンのフィルハーモニーホールを連想させます。

楽器の写真は、下からモーツァルトで使うナチュラルトランペット(E♭管)、通常使うトランペット(C管)、昨日紹介したヤマハの新型ロータリートランペット(C管)です。ナチュラルはひと巻きしただけで、ピストンや迂回管はありません。唇と息のコントロールで音を変えます。ナチュラルについては後日詳しく紹介しますが、一晩の演奏会でナチュラルとモダン楽器を吹き分けるのは世界的にも稀です。(通常の楽器とロータリーを吹き分ける事は良くあります)また、今回はホルン、トロンボーン、フルート(木製)ティンパニもオリジナル楽器を使います。ちなみに、これらの楽器のことを「古楽器」と呼ぶことがありますが、正しい呼び方ではありません。「古楽器」というと、大昔の楽器を今も使っているかのような誤解を招くことがあります。私もたくさんの方からそのような質問を受けました。私たちが使うのはあくまで古典楽器のレプリカ、コピー(つまり、現在作られた新品)です。これらは業界一般に「オリジナル楽器」または「時代楽器」と呼びます。明日の本番では18世紀と現代の音色の違いを楽しんでいただけると思います。ロビーでの「ウェルカムコンサート」は15時30分から、また、開演10分前のプレコンサートトークでも金管が出演します。お楽しみに!

次の写真は、リハーサル中にこっそり撮ったもので、私の席から指揮者はこのように見えます。おまけ♪(^-^ )

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New Yamaha Trumpet

リハーサルも2日目に入り、今日午前中は5日の本番当日、開演前のロビーで予定されている「ウェルカムコンサート」のリハーサルを行いました。今回は9名での金管アンサンブルで、この世界では良く知られたティールマン・スザート作曲の「スザート組曲」を演奏します。この曲は、中、高校生の吹奏楽などでよく演奏されますが、プロ奏者による演奏の機会はそれほど多くないので、当日ご来場されるかたは少し早めにお越しください!

今回は、昨日書いたようにナチュラルトランペットとモダントランペットを吹き分けます。モダントランペットは、ドイツ語圏で主に使われる「ロータリートランペット」と呼ばれるものを使用します。TVやコンサートでベルリンフィルやウィーンフィルなどの映像を見られた方は気付かれたと思いますが、普通の楽器を真横に傾けたような形をしています。また、管の通り道を変えるための機構が、ピストンと呼ばれる上下式ではなく、ロータリーという回転式のメカニズムであることと、吹込み管とベルのレイアウトが異なる事が大きな特徴です。音色は柔らかで他の楽器のブレンド性に優れています。かつてはドイツやオーストリアのオーケストラのみで使用されていましたが、われわれオーケストラの重要なレパートリーであるドイツ音楽に大変良く適合することから、今では世界中のオーケストラで使用されるようになりました。

写真の楽器は、ヤマハの新しいモデル、YTR-948FFMGSという楽器です。ヤマハでは1970年代初頭から、ウィーンフィルの依頼でロータリートランペットを始め、ホルン、トロンボーン、オーボエなどの製作をスタートさせ、長い間の研究の結果、古い楽器の復元だけでなく、それを凌ぐ音色と性能をもった楽器を開発するようになり、ドイツやオーストリアの製作者にも大きな影響を与えました。この楽器は最新のコンセプトに基づく設計で、従来のモデルの問題点を解消し、伝統的な音色と抜群の音程、操作性などを実現した画期的なモデルです。近いうちに国内での発売も始まるようですが、今回は実際のコンサートでのテストを行うため、特別に送られてきました。とても素晴らしい響きがします。本番が楽しみですね!

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Bruckner

今日から3日間は、5日に新潟で行われる演奏会のリハーサルで、ブルックナーの交響曲第4番をメインに、モーツァルトの作品も演奏します。新潟には音楽鑑賞教室や東北電力主催の演奏会で、毎年出かけていますが、今回のような定期公演に準ずるような演奏会は久しぶりです。会場は新潟市の「りゅうとぴあ」と名付けられたコンサートホールで、その音響の素晴らしさには定評があります。今回は、CDもリリースされて、大編成のオーケストラとは異なる透明度の高いアプローチが高く評価されたブルックナーと、近年の山響の充実ぶりを如実に示すモーツァルト(もちろんオリジナル楽器を使用します)で、「りゅうとぴあ」に新たな響きを生み出さんと、監督もボルテージが高まっています。私はナチュラルトランペットとモダントランペットの吹き分けに若干神経を使いますが、作曲家の思い描いた響きをどれだけ再現できるか、チャレンジの毎日です。

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Celebration

今日、7月1日は山形市の120回目の市制記念日です。山形市は明治22年(1889年)に全国のおよそ30の町とともに、日本で初めて制定された「市」として誕生しました。その後、明治〜大正〜昭和〜平成と4つの時代を経て、蔵王や月山などの山々を始めする大自然に囲まれ、四季の移り変わりがとても美しい街として知られています。今日は山形市民会館で記念式典が開催され、私が10年前から携わり、現在も常任指揮者を務める山形市役所ウィンドアンサンブル(いわゆる、吹奏楽団のこと)が演奏で参加しました。このアンサンブルは、かつては山形市の直轄として、市の行事や施設などでの演奏、また吹奏楽コンクールへの参加など、さまざまな活動を展開してきました。現在は諸般の事情から、規模を縮小しての活動を続けていますが、自治体の行事で職員による自前の楽団が演奏する事は、全国的にも極めて希有です。山形は音楽科のある県立高校、教育学部を擁する大学、短大、歴史の長いアマオケ、そして私たちの山響など、小さな都市にもかかわらずたくさんの文化施設があり、さまざまな団体が活動しています。きっと、この大自然に育まれた感性豊かな県民性が、芸術を愛する心へと繋がっていったのでしょう。「山形市民の歌」を会場に向かって指揮していたとき、会場に集う市民の皆さんの表情を見ながらそんなことを感じていました。これからも市の発展とともに、ますます文化の薫り高い街になるよう、一市民として願わずにはいられません。

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