ようやく春らしくなりました・・・今日はさわやかな青空の中、酒田までドライブ・・・じゃなくて、酒田市内で音楽鑑賞教室が2ステージです。5月の学校公演は12回でしたが、6月からは新潟県への演奏旅行もあり、5、6日のモーツァルト定期、2日間にわたるテルサ10周年記念公演や東京での「さくらんぼコンサート」など多忙を極めます。特に今年度は例年よりも公演数が多く、不況にもかかわらず多くのクライアントに支えられてたいへん嬉しく思います。
明日からは6月・・・気がつけば今年も半分近くまで過ぎました。光陰矢の如し、ですね。ますます楽しくがんばりたいと思います。
ついに日本国内でも発売されました。今朝は早く起きなければいけなかったので、午前8時からの発売セレモニーもテレビで観る事ができました。一昨年のiPhone発売の時に比べれば静かなオープニングだったかも知れませんが、それでも徹夜された方々がたくさんいたのにはいつもながら驚きです。山響の同僚達は、すでに私も予約していると思い込んでいるようで、今日の仕事では「持ってないの?」とか散々冷やかされました・・・先週の20日に会議で上京した際にはユニオン本部近くのスターバックスでもう使っている人を見ました。海外から購入したのでしょうかね。
確かに、Macを長年愛用している私にとって、iPadは大変魅力的なデヴァイスです。値段もWi-Fiモデルであれば安めだと思いますし、iPhoneを使っている私は、あの使用感が快適なのも容易に理解できます。でも、ユニオンの仕事もあることから現在はほぼ毎日MacBook Pro 15を持ち歩いていて、マイクロソフトオフィスを使っての文書作成やFIMなど海外のユニオンなどとのファイルのやり取り、個人的にもブログ編集や写真の編集、またiTunesでの音楽編集をしたり、データ通信カードも使い倒しています・・・なので、当面は現状で充分ですね。お昼休みなどでもこのマシンを使ってブラウジングを楽しんだり、ネット版の新聞も数社分を毎日読みます。まあ、移動は100%車なので、持ち運びは苦労しないですね。(飛行機や新幹線でも必ず持ち歩きます)iPhoneも楽しく使っていますが、初期型なので処理速度が若干遅いのとバッテリーの持久力がやや劣るのが難点です。来月初旬には新しいiPhoneが発表される事が確実と言われており、iPadに使われたプロセッサがiPhoneにも使用されるそうで、そうなると現行の3GSをもはるかに凌ぐ高性能になるでしょう。こっちは絶対買おうと決めています。iPadは将来、オーケストラ協議会の議長職や、他のユニオン活動からも卒業する事ができたら買うかも知れません。それまでは、新型iPhoneと現在のMacBook Pro 15でがんばります・・・とか言って、来月あたりに買ってしまったりして・・・
今日は東根と天童で小学校向けのスクールコンサートでした。終了後は車の一年点検をフォルクスワーゲン正規ディーラーのDUO山形中央で依頼し、整備待ちの間にニューモデルを見たり、担当の営業マンであるH氏と情報交換などで楽しく過しました。昨年の5月から一年で4万キロ以上走行しましたが、定期的に整備を欠かさずに受けているので、全く異常はありませんでした。燃費は12キロ〜14キロ/L、オイルも説明書どおり15,000キロごとの交換のみで、減った事もありません。カスタマイズはビルシュタインのサスキットを入れている位で、特別なチューニングも施してません。やはり、毎日使ってメインテナンスをきちんと行う事が機械のためには良いのでしょうね。楽器もたまにしか使わないと鳴らなくなるのと同じです。現在の車は2004年に購入し、6年で26万キロを超えましたが機能的には新車時とほとんど変わる事がありません。私は初めての車からゴルフで、今の車が5台目になり、この車が30万キロになると(おそらく来春)免許を取ってから累計で100万キロ乗った事になります。運転歴は27年になりますが、それでもこの距離は営業車並みですね・・・・。
ショウルームに展示されていた新車の各モデルは最近のフォルクスワーゲンの新たなデザインに基づくもので、イタリア的なシルエットをドイツ風に解釈したとも言えるような機能美あふれるデザインです。昨日の報道によると、フォルクスワーゲンはイタリアのデザイン工房で、ゴルフ1を始めとする名車のデザインを手がけたイタルデザイン・ジウジアーロ社を買収したようです。この会社を率いていたジルジェット・ジウジアーロ氏は今後はフォルクスワーゲングループのさまざまな車のデザインを手がけてゆくのでしょうね。それにしても、世界的な不況のさなか、フォルクスワーゲンの積極的なビジネス展開には目を見張るものがあります。
新車、良いですよね・・・ゴルフGTI欲しいです。でも使い慣れて自分の意思のままに操縦できる今の車も、ドライビングの楽しさを毎日感じる事ができます。機械も楽器も使い続けるほどに良さが出てきますね・・・。
昨日、25日は松下さんの初七日でした・・・全員が揃っての本番は先週の18日以来で、オーケストラの中にも複雑な感情が交差します。それでも舞台上でオーボエから発せられるチューニングのA音を聴くと、クリエイティブな感情がよみがえってきます・・・
今日は先週17日に続き天童市内の中学校の音楽鑑賞教室で、主催者からのリクエストで特別首席コンサートマスターの高木和弘さんの演奏によるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を含むスペシャルプログラムです。会場の天童市民文化会館は県内でもトップレベルの音響を誇るホールで、高木さんの演奏もいつにも増してクリアに美しく響きます。また、プログラム最後に置かれたベートーヴェンの第七番では、推進力のあるリズムから生まれる音楽のエネルギーが、仲間を失っても立ち止まらずに前に進み続けようとする山響の音楽家達の姿を示しているようでした。これからも忙しい毎日が続きますが、日々新たな気持ちでより良い音楽を創り続けてゆかなければ、と感じた一日でした。
久々に夕方まではオフです・・・ゆっくり起き、のんびりした後は練習です。7月の定期で演奏する予定のシューマンの第1番をナチュラルトランペットで練習しました。モダントランペットでは何度も演奏していますが、ナチュラルでの演奏は初めてです。また、すでに収録済みの第2番、第3番と併せて7月の第1番を録音し、さらに第4番の初稿版も録音して全集としてリリースする計画があり、周到な準備が必要になります。ナチュラルトランペットは管を入れ替えてキーを変えますが、第1番は変ロ長調なので、最も長い管を使います。写真は上下とも同じ変ロ調のキーで、ナチュラルトランペットはモダントランペットの倍の長さ、つまりトロンボーンと同じになります。長い楽器を演奏する事はそれほど困難を感じませんが、やはりモダンとは異なるアプローチが求められます。特に管長が倍であるためにマウスピースも大型のものを使用しなければなりませんが、現在私がしようしているのはモダンのサイズに近いものです。より大型のものを探していますが、モダンのようにたくさん流通しているわけではないので、時間がかかるかも知れませんね。いずれにしても、目的に合った道具を使う、という事が大切なのだと思います。
今日はイオン山形南店で山形市上下水道部主催のイベントがあり、山響の金管五重奏がミニコンサートを行い、イベントを盛り上げるためにがんばってきました。6月1日から7日までは「水道週間」というらしく(すみません、良く知りませんでした)安全で美味しい日本の水道水をもっと利用してもらうためのキャンペーン期間なのだそうです。もちろん、水資源を大切にする事やリサイクルについても広報されていて、とかくタダだと思われがちな「水や空気」について認識を新たにするための良い機会です。
私たちは一昨年よりこのイベントに参加していて、毎回ポピュラーな曲を中心にたくさんの方々にお楽しみいただいています。今回もミュージカルナンバーやジブリアニメの曲を取り上げ、お客様の反応も上々でした。こんなイベントには金管がピッタリはまりますね。金管の演奏会は今年も数回予定されているので、詳細が決り次第このサイトでもご案内してゆきます。どうぞお楽しみに!
昨日11時より、前橋市内の斎場で松下晃一さんの告別式がしめやかに執り行われました。前日の通夜からたくさんの方々がお別れを告げに訪れたようで、松下さんを失う事の大きさをあらためて感じます。昨日の関東地方はこの時期としては大変気温が高く、前橋も30度を超える暑さでしたが、空は初夏のさわやかな色合いに染まっていて、これから天に向かう松下さんをあたたかく迎えるかのようなきれいな空でした。
山響からはバストロンボーンの高橋さんと私が参列しましたが、高橋さんはいつも松下さんの右隣、私は斜め前とオーケストラの中で松下さんに一番近い席に座っている2人が参列できたことは偶然なのかも知れませんが不思議な縁を感じます。また、山響はトランペットとトロンボーン以外はリハーサルと本番のために楽団員のほとんどは葬儀に出られず、逝去の知らせを受けてすぐに前橋に向かった首席トランペットの井上さん、首席ホルンの八木さん、そしてホルンの関谷さんを含む私たちだけが松下さんを送る事ができたのも、まるで松下さんが金管の私たちを呼んだような気がしてなりません。
棺に眠る松下さんとお会いする事ができましたが、とても穏やかで目元は微笑んでいるかのようでした。白装束ではなく、黒タキシードに蝶ネクタイできちんと正装されていて、そのまま起き上がって「みんな、本番行くぞ!」と言わんばかりの雰囲気ですが、それが逆に悲しみを深めます・・・会場には数えきれないほどのお花が捧げられていて、それは天国へ旅立つ松下さんの花道のようにも見えました。また、松下さん愛用の燕尾服やたくさんの写真、そして山響でのレコーディングで演奏したブルックナーの第五番のテューバのパート譜とスコア、音楽監督として熱心に指導され、最後のお仕事となったモルトウインドアンサンブルの定期演奏会のプログラムと指揮棒も展示され、多くの方々が見入っていました。
告別式は音楽家の葬儀にふさわしく、くらしき作陽大学の学生、プロ奏者、モルトウインドアンサンブル、そして松下さんの友人によるモーツァルトのクラリネット協奏曲第二楽章(よく病室で聴いていたそうです)などの演奏に彩られ、それぞれの心のこもった演奏に松下さんの影響の大きさを感じる事ができました。
式の最後、出棺前にはモルトウインドアンサンブルの演奏が流れる中、別れを惜しみつつ全員で棺にお花を手向け、感謝の気持ちをこめて旅立ちを見送りました。
松下さん、今まで本当にありがとうございました。今はもう楽になったでしょうか・・・いつかみんなでまた演奏しましょうね。それまでゆっくり休んでのんびりしていて下さい。私が新しいiPhoneを買ったら真っ先にメールしますね。明日はイオン山形南店で金管五重奏の本番です。そちらに引っ越したばかりで忙しいでしょうが、ぜひ聴きにきて下さい。私たちもいつも松下さんと一緒ですよ!
今日から山響は「仙台国際コンクール」での伴奏を仙台フィルと共に務めるためにリハーサルに入っています。予選のプログラムはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲なので、トランペットとトロンボーンは出番なし、いわゆる「降り番」です。私は以前から予定されていたMUJオーケストラ協議会の会議のために車で上京し、夕方から夜まで議事をこなし、明日行われる松下晃一さんの告別式に参列するために前橋市に移動してきました。昨日の彼の逝去から一夜明けてもどうしてもその悲報が信じられず、折れかけた心を建て直して雨の中、車を飛ばしました。
この前橋近辺は松下さんの故郷で、街に漂う穏やかでどこか懐かしい昔の日本を思わせる光景は、松下さんの暖かい人柄を連想させます。きっとこの街で楽しい子供時代や青春時代を送ったのでしょうね・・・松下さん、遅くなりましたけどやっと会いに来れましたよ。明日は心から感謝の気持ちをこめてお別れに行きます・・・
山響特別首席テューバ奏者の松下晃一さんが本日、逝去されました。
松下さんは長年にわたり山響の客演奏者として数々の名演を残され、昨年4月からは特別首席テューバ奏者として山響へお迎えすることができました、しかし同月から体調を崩され療養生活に入り、昨年7月に新潟市でのブルックナーの第4番を中心とした演奏会から復帰され、病状は回復へと向かわれていました。ご本人も自身の病状を良く理解されていて、根気強くリハビリと根治にむけて強い心で戦い続けていました。しかし、今年に入り病状が悪化し、今月上旬のお仕事を終えられたあと、入院されて再び闘病生活を続けられてきましたが、ご本人とご家族、関係者の願いもかなわず、本日逝去されました。
松下さんはその飾らない思いやりの深いお人柄と、いつでも全力で音楽に打ち込む姿勢で、すべての音楽家から尊敬されていましたし、本当に誰からも好かれる魅力あふれる人物でした。山響に客演されるようになってからは楽団員ともすぐに打ち解け、私なども大変良くしていただいた思い出ばかりです。お酒は全く受け付けないものの、パーティーには良く参加してくれて、いつも笑いの中心でした。私はMacや車の話で松下さんと盛り上がるのが毎回楽しみで、松下さんの山響でのラストステージになってしまった今年3月28日の「山響オーケストラの日」でも、「どちらが先にiPadを買うかね」「新型iPhoneなら欲しいですね」などとと談笑し、その笑顔がとても嬉しそうだった事が忘れられません。ステージの上でも松下さんは私の斜め後ろが定席なので、毎回の素晴らしいプレイと抜群のミュージシャンシップから多くの事を学んできました。
いずれは誰しも人生の終わりを迎える日が来るのでしょうが、まだまだ一緒に音楽を奏でたかった・・・もっともっと教えて欲しい事がたくさんありました・・・本当に残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
以下、松下晃一さんの通夜・告別式の日程です。 お通夜 5月20日 18時〜 告別式 21日 11時〜 会場 群馬県前橋市北代田町597−4 天国社 ホワイトハウス若宮 tel:027-219-1059 喪主;茂木崇弘(もぎたかひろ、松下さんの妹さんのご主人です) 生花、供物等の申し込みの儀については、20日午前中までに斎場へお願い致します。
写真:昨年8月19日に行われた松下さんの特別首席テューバ奏者としての入団歓迎会でのショットです。
一週間のご無沙汰です・・・とても忙しく、充実した日々を送っていました。山響205回定期はベートーヴェンの威厳、ショスタコビッチでのピアノ、トランペットとオーケストラの緊迫した素晴らしい音楽、そしてチャイコフスキーの爆発的な響きと静けさ(オーボエ、ファゴットのソロが絶品でした)を飯森さんの指揮の下で十全に表現できたと思います。久しぶりの平日公演でしたが、来場された方も満足されたようで、山響の充実ぶりをホールが一体となって感じていただけたようです。
今日は、私が指揮者を務めている「けやきの森ブリティッシュブラス」の定期公演が文翔館で開催され、ブラスバンドのオリジナル曲やクラシックの名曲などを約2時間にわたって力いっぱい演奏しました。いつもオーケストラの自分の席からいろんな指揮者を見ていますが、自分がその立場になると様々な事が分かってきます。演奏、指揮とも作曲された音楽をどのように再現するかが最も重要で、そのために自分の技術と感性をどこまで磨くことができるかがチャレンジです。いろいろな立場で音楽に接する事ができるのは、とても幸せな事だと思いながらの本番でした・・・
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