Scar

今日はオーケストラからお休みをもらい、山形から離れていました。仙台空港から飛行機に乗りましたが、バスで空港に向かう途中、仙台南部道路に入ってからは津波の傷あと(Scar)が未だリアルな状態で、テレビの映像でしか見ていない私にとっては大きなショックでした。高速道路の周りは水田が拡がり、本来ならば宮城県産ササニシキが順調に育っているはずですが、水田は泥沼化し、雑草と瓦礫、そして津波で流された車が今もそのままになっています。空港に近づくと、いつも利用していた「大上駐車場」もその隣のお店も跡形もなく、航空大学校も海上保安庁も庁舎が使用不能になっていて、民家も土台しか残っていないような状態です。空港ビルもごく一部しか使用できず、復旧工事が急ピッチで進められており、仙台空港アクセス鉄道も9月末の再開のようです…津波は本当に人々の生活と時間を奪い去ってしまったのですね…この状況が復旧するには大変に長い時間を必要とするでしょうが、いつか必ず人々の笑顔が戻ってくると信じていたいです。