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今日は久々に山形市民会館での本番で、日本財団の「山形いのちの電話」チャリティーコンサートでした。指揮は毎年必ずお見えになる神津善行さんで、夫人の中村メイコさんを始めとする「神津ファミリー」が勢ぞろいした豪華なコンサートで、内容もクラシックあり、ポピュラーありでどなたでも楽しめるコンサートです。このコンサートはこれまでは東北電力の主催で行なわれていて、毎回プログラムの中に音楽物語が入ります。「傷ついた渡り鳥」と題されたカルガモ親子のお話は、何度演奏しても感動のあまり涙が出そうになります。中村メイコさん、神津カンナさん、はづきさんの語りと演技は本当に素晴らしく、同じ演目を何度繰り返しても常に新しい感動があります。今日の会場の山形市民会館は、長い間山響が歴代の指揮者と共にサウンドをクリエイトしてきた伝統的な会場ですが、神津ファミリーと奏でる響きは、伝統と新しいものの良さを併せ持つような暖かい音楽でした。