今日から山形テルサです。今回はライヴレコーディングもあり、オクタヴィアレコードのスタッフが機材を持ち込み、リハーサルからサウンドチェックに余念がありません。オーケストラも昨日の「ダメだし」的なチェックと、リハーサル念のために録音するので、慎重に演奏します。
今回の定期は、私たち山響にとって特別な意味を持つものでもあります。1979年に入団以来、32年間もの間フルート奏者として活躍してきた竹谷容子さんが、明日の本番を最後に退団されます。竹谷さんは兵庫県のご出身で、作陽音楽大学を卒業されたのち、山響に入団され、それ以来今日まで木管セクションの要としてなくてはならない存在でした。また、1985年に現在の首席奏者である足達祥司さんが入団する前は、第一フルート奏者として数々の名演を残されました。
足達さんが入団してからは第二フルートとピッコロ奏者として、絶妙なアンサンブルを作りあげ、オーケストラのフルートセクションとして理想的なプレイを続けられてきました。個人的にもとてもお世話になった先輩で、公私共に良い思い出が数えきれないほどありまあす。オーケストラで長く演奏していると、色々な問題や人間関係の難しさに直面する事もありますが、竹谷さんはメンバーの全員から好かれる素晴らしいキャラクターでした。あの、優しくも厳しい、でもどこかホンワカとした独特の雰囲気がもうなくなってしまうと思うととても寂しくなりますが、これからの幸運とこれまでの感謝を込め、演奏したいと思います。
昨夜は楽しい演奏をありがとうございました。
当時の楽器、編成はこんな感じだったのかなぁと思いながら聴かせていただきました。テルサの大きさも調度良かったのかも・・・。先生のソロも見せ場(聴かせどころ)でしたね!
鈴木氏のシューベルトもハイドンも、とても活き活きとしていて、(もちろんチェロも)あっという間のひとときでした。
竹谷さんの退団は寂しいですね。とても優しい、それでいて軽やかな音色が印象的で、安心して聴いていられる方でした。今後のご活躍の場はどこなのでしょう?またソロとして聴かせて頂くことがあるのでしょうか。
また、近いうちに伺わせていただきます。
昨日はご来場ありがとうございました。ハイドンがあれほど楽しく生き生きとした音楽だったとあらためて感じました。鈴木さんブラボーです。容子さん、ついに今日で卒業です…残念ですが今後の幸せを祈りましょう(^ ^)