やっと涼しくなりました。今日は生徒を1人レッスンしただけで、明日から那須野が原で始まるリハーサルと22日の本番に向けて練習をした他は、ゆっくり過ごす事をができました。明日からはベートーヴェンのレオノーレ序曲とフランクの交響曲を演奏します。写真の楽器は上が山響所有のロータリートランペットで、ウィーンのシャガールというマイスターが制作したものです。下は昨年ヤマハから発売されたオーケストラ用のC管コルネットで、
現代の銘器として評価の高いトランペット「シカゴモデル」のコルネット版とも言える楽器です。C管コルネットはいくつかのメーカーから出ていましたが、明確にオーケストラ用として設計された楽器はこれが初めてで、素晴らしい楽器です。オーケストラでの使用を考慮し、トランペットのマウスピースがそのまま使えるようになっていますが、コルネットのサウンドは完全に確保されています。吹奏楽やブリティッシュバンドには不向きかもしれませんが、オーケストラのコルネットパートを演奏するには最適で、世界中の多くのプレイヤーに使われています。フランクの交響曲はトランペット2本、コルネット2本で書かれていて、使われ方が全く異なります。今回は指定通りの楽器で演奏するので、響きの違いがどうなるのかとても楽しみです。