昨日は少し雪が収まり、少しですが晴れ間ものぞき、豪雪も収束の期待が・・・甘かったです。今日も朝から大雪で、よくもまあ、こんなに降るものだとあきれかえっています。
今日は本番、ゲネプロで細部を調整し、収録もすべてOK! あとは本番に向けテンションをどうコントロールするかです。私はGMとして事務局スタッフと共にお客様をお迎えする準備をし、同時にスタッフの仕事ぶりを観察します。これまではステージ以外のことはスタッフに任せっきりでしたが、開演前の大切な仕事のプロフェッショナルであるスタッフは、やはりロビーやホワイエでてきぱきと動き回ります。私は直接細かな仕事をする立場ではありませんが、全体を見渡してみんなの仕事がスムーズに行くよう、気を配らなければなりません。
楽団員のみんなは、それぞれ休憩するもの、外出するもの、楽屋で眠る者など、さまざまに本番までの時を過ごします。
本番は雪の影響で、客足は若干鈍りましたが、モーツァルトの初期の交響曲をオリジナル楽器で聴けることはほとんどなく、みんなのコンディションも良かったことからモーツァルト定期としてはこれまででも最高レベルの演奏だったのではないでしょうか。特にヤンネさんの協奏曲は、私は2階最後列で聴いていましたが本当に素晴らしい音楽と音色でした。こんなミュージシャンを擁する山響は幸運ですね・・・私はテルサになってから初めて客席で山響を聴きました。ステージで聴く響きとは全く違い、まとまりがありながらも個々の音色がきちんと細かく聴こえて、新しい発見がありました。明日は村山市民会館で同じプログラムです。私たちにとっては村川千秋氏の「聖地」とも言えるこの場所で、リニューアルした山響を一人でも多くの方に聴いていただき、飯森さんの演奏から村川さんの夢見た理想の一つを見つけて感じていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
本当に素晴らしい演奏会でした。
ステージにトランペットがいないのはさびしい感じがしましたが。
たしか、山響のステージでいちばん最初に古楽器を響かせたのは、トランペットだったことなども思いめぐらせながら、今やどんな編成でもピリオド楽器で古典的な世界を聴かせてくださる山響のモーツァルトを、今回も堪能させていただきました。
ヤンネさんには、心から「ブラボー!」です。
山形の雪景色も圧巻でした。(佐藤さをの事務局ぶりも)
このモーツァルトシリーズでは、私たちファンも素敵な「旅」のお伴をさせていただいてます。
今日の村山公演、絶対お薦めです。