Winter clothes・・・といっても衣類の事ではありません。オーダーしていたスタッドレスタイヤが届き、ようやく車の冬支度が終わりました。
このスタッドレスタイヤ・・・本来はウィンタータイヤと呼ぶのでしょうが、日本では1960年代からスパイクタイヤを使用した歴史が長く、1992年の法規制によるスパイクタイヤの禁止以降、「鋲(びょう:英語ではstud pin)」のないタイヤ、つまりスタッドレスタイヤが普及しました。「スタッドレスタイヤ」という単語はもともと日本でしか通じない和製英語ですが、現在では外国でも認知されつつあります。
私も車歴が長く、さまざまなメーカーのタイヤを試しましたが、その性能差は今ではそれほど大きくありません。シェアNo.1を誇るブリジストンの「ブリザック」はいわゆる「発砲ゴム」による氷上性能は高いものの、圧雪や積雪の多い路面ではそれが目詰まりを起こしマイナス要因にもなるようです。しかし、市内走行時などでのつるつるなアイスバーンでは効果は高いと感じました。ミシュランの「X-ICE」は高速性能が高く、私のように冬期でも長距離、高速走行が多いユーザーには最適です。それ故に氷上性能が弱いように思われがちですが、ブリザックと変わるところはありませんでした。警察の高速機動隊(パトカー)でもミシュランが採用されているそうです。その後、ダンロップ、コンチネンタルなども使用し、走行に不具合があったことはありません。今回は新しいGOLFのためにここ数年使用しているピレリ社の「アイスコントロール」を新たに購入しました。ピレリやコンチネンタルなどのヨーロッパのメーカーも、日本向けに「スタッドレス」と名付けたタイヤを日本国内で開発するようになり、高速性能とアイスバーンでの強さを併せ持つタイヤを販売しています。
新しいタイヤを装着すると、安心感が増しますが、あくまでも雪道では適切な判断と慎重な運転が必要なのは言うまでもありません。どれだけ高性能な自動車やタイヤでも、それを操作するのは人間であることには変わりありませんから。
写真:タイヤ交換を済ませたMy Golfです