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私が山響で演奏活動を始めた1984年は、NTTは「日本電電公社」JRは「日本国有鉄道(国鉄)」JTは「日本専売公社」の最後の年でした。このような公社を指して「三公社五現業」という呼び方をしていたのを知っている人は私たちの世代、つまり50歳以上でしょう。その中でも電電公社(「電電」とは電話と電報のことです)は電話事業では独占事業者で、電話の架設(当時は「電話を引く」と言っていました)や基本使用料は今とは比べものにならないほど高価なものでした。現在では普及率が96%(2009年)までになった携帯電話は、昔は「ショルダーフォン」や「自動車電話」として政治家などごく一部の限られた人々のものでした。携帯が個人で完全に自由に買えるようになったのは1990年代に入ってからですが、その前の時代に生まれたアップルのコンピュータ「Macintosh」や1995年に発売されて個人のコンピューター使用に大きな変化をもたらしたマイクロソフトのソフトウェア「Windows95」など、いわゆる「IT」の発達と共に、それまで固定電話とfaxが大半だったコミニュケーションの方法が根底から変わってゆきます。

その後、今日まで続く変化についてはもうほとんどの方が知っているでしょうから、改めていうまでもありませんね。音楽の世界でもCDの売り上げがダウンロードよりも少なくなる事もジャンルによっては起こり、今では情報伝達の概念がもう全く異なる世界になっています。個人でホームページを持ち、こうして記事を書き、世界中の人たちにリアルタイムに発信する事が誰でもできる・・・

今日、楽団事務局では私と広報を担当している職員とで、近く始まる新しい山響のホームページの詳細について、作成を委託している業者とのミーティングを行いました。ウェブサイトの世界では、3年前のデザインはもう古くて評価できないそうで、そうした発想によれば現在の山響の公式サイトはかなり前時代的になってしまうのでしょうか。演奏会の告知などは「チラシ」などで行われますが、そもそもチラシで告知できる数など知れていますし、苦労して折り込んだチラシがそのままゴミ箱へ捨てられてしまうことも少なくはありません。最近ではホームページに加えてSNSサーヴィスも広報に取り入れているオーケストラが世界中にたくさんあり、さまざまなオーケストラのサイトを見るとホームページとSNSをうまく使い分けているのがよく分かります。チラシやポスター、新聞などを使う伝統的なアプローチも活用しながら、新たな方法も採用することがより広く情報を伝えるために役立つのではと考え、山響でもホームページのリニューアルに合わせてFacebookとTwitterを併設することにして、今日からTwitterの公式アカウントを使い始めました。特にTwitterは動的な情報を素早く伝える手段として期待されます。ネットワーク上にいる世界中の人たちに山響のフレッシュな情報をたくさん伝えられると良いですね!

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