今回は私は後半のメンデルスゾーンが出番ですが、前半にも素晴らしい音楽ですがあまり演奏されない曲が並んでいます。ドヴォルザークの交響詩「運命の歌」はいかにもボヘミッシュで、マーラーなどに通じるオーケストレーションの妙技をみることができます。また、アーノルドの「4つのスコットランド舞曲」は吹奏楽で演奏される事のほうが多い曲で、私も大学時代に演奏したことがありました。こちらは映画音楽風なフレーズも出てきたり、金管が咆哮する場面もあり、楽しく聴ける曲です。今回は2人の指揮者で3曲を演奏しますが、最初から最後まで音楽の違いをたっぷり楽しめる構成だと思います。