Akita

立秋に入り、ついに梅雨明けを見ないままに夏の終わりが近づいています・・・・。

8月は強烈な忙しさで、ブログの更新を行う時間もなく(帰宅は深夜・・飲みに行かなくてもですよ)爆睡・・というサイクルが続いています。
これまではブログの更新はお昼休みや車の中とか、休憩時間を使っていました。夜はMUJやFIMの仕事などで、プライヴェートな事務作業の時間は
ほとんどない状況が続いています。やはり、データ通信用のモジュールがないと外出先でMacが使えなく、不便極まりない・・という感じです。

今は秋田市内のホテルで、Wi-Fi環境があるので快適に作業が出来ています。
昨日は岩手県民会館で、ここで再三紹介している山形6中吹奏楽部の吹奏楽コンクール東北大会(30日)に向けた本番会場でのリハーサルに同行し、レッスンを行いました。生徒達と同じく、バスで楽しく盛岡まで往復し、遠足気分でしたね(^_^)でも、練習は真剣そのもので、最初は会場独特の音響に戸惑っていましたが、時間が経つにつれ、生き生きとした本来のサウンドが会場に満ちあふれていました。
明日(13日)は、秋田県内でも有数の吹奏楽名門校である、新屋高校の指導に行きます。ここも毎年指導に来ていますが、音楽性豊かな成熟した響きは、中学生とは異なる魅力があります。また新たな音楽に出会えることは、とても楽しみですね!

p1010804

Zao

数日更新が滞ってしまいました・・データ通信用のモジュールが数日前から行方不明で、出先からインターネットに接続できない状態が続いています。
iPhoneで更新しようと思うのですが、やはりフルサイズのキーボードのほうが瞬時に文字入力出来るので・・・でも今度iPhoneでもトライしてみようと思います。

ブルックナーの録音が終わった後、昨日から蔵王に来ています。山形6中の吹奏楽部の合宿で、ハードな練習と心地よい空気、そして温泉♨・・
今年の6中は、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」に挑戦していて、プロ・オーケストラ奏者の立場から見ても素晴らしい演奏をしています。私は専門家としての立場から、トランペットをはじめとする金管セクションへの指導と、特に昨年度からは合奏の指導も行っています。生徒達はとても反応も良く、この難しく、しかし大変美しい音楽をより深く理解し始めています。吹奏楽コンクールでは、その演奏に対して「評価」をされてしまいますが、演奏の結果だけでなく、毎日の練習や学校での生活を通して人間的に大きく成長してくれる事が最も重要です。もちろん、生徒達は日々成長していますし、リハーサルを重ねる度に響きも心も豊かになっています。これも音楽の大きな力と魅力の一つだと思います。

午後、蔵王の合宿から街へ下り、今日は19時から文翔館中庭での金管五重奏コンサートです。14時からのゲネプロでは天候が心配でしたが、本番は何とかなりそうですね。中庭は通常、開放される事はありませんが、今回は文翔館の主催で、金管の演奏会は初めてです。音響が良くて、心地よく演奏できます。たくさんの方々にご来場いただけると嬉しいですね。
コンサート終了後は再び蔵王に戻り、生徒達とラヴェルの世界を創ります・・・・。

onsen

Bruckner(Recording Session)

昨日から2日間かけて行われたブルックナー第3番のレコーディングも、無事終了しました。予想通り困難な道のりでしたが、全員集中してがんばったと思います。レコーディングは、ライブ録音とは違い、映画を撮影するように細かくカットを収録していきます。全体の流れを損なう危険性もありますが、飯森氏の指揮は実に確実で、流暢な音楽が進みます。セッション録音の事を「細切れ」と批判する向きもありますが、演劇と映画の違いを考えていただければ、全く違う創作方法である事がお解りいただけると思います。また、すでに山響のサイトなどでも紹介されていますが、私たちはオクタヴィアレコードの協力のもと、「YSO-Live」という自主レーベルを立ち上げ、(これは、日本のオーケストラとしては初めての事です)質の高いCDを既に6枚リリースしています。セッション録音には多額の経費がかかるため、ライブ録音をリリースするオーケストラもありますが、レコーディングビジネスでは後発の山響は、スポンサーの協力の元、あえてセッション録音を行い、出来るだけ質の高い演奏を収録するよう努力を続けています。

今回ハードディスクに収録した100近くのテイクは、しばらくの時を経て、国内でも有数のディレクターであるオクタヴィアレコードの松田善彦氏の手によって再構築され、新たな命を吹き込まれたかのように1枚のディスクとしてリリースされます。飯森&山響の精緻なブルックナーを、CDでも是非お楽しみ下さい。

3198577860_a8f5acfba0

Tokyo〜MUJ Congress

モーツァルト定期がすべて終わり、昨夜は河北町から戻って、よくリフレッシュしに行く七日町のバー「魅巣亭」で、オクタヴィアレコードのディレクターで「影の音楽監督」としてそのセンスが高く評価されている松田善彦氏、コンマス犬伏氏、2ndVn首席ヤンネ氏と共に楽しい時間を過しました。
途中から別の仕事で山形に来ていた東京都交響楽団チューバの佐藤 潔氏と友人達も合流し、大いに盛り上がりました。

今朝は始発の新幹線に乗り(1週間で3度目・・)新宿のMUJ本部で第19回定期大会に参加しました。オーケストラ協議会の議長として報告や提言などを行い、今は15時の新幹線で山形へ帰る途中です。この後19時から、8月8日に文翔館で予定されている金管五重奏のコンサートのためのリハーサルがあります。普段は開放される事の少ない文翔館中庭でのコンサートです。約1時間以上、さまざまな曲を演奏しますので、ぜひお越し下さい。

文翔館のサイトに情報があります。ご覧下さい。
http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/
p1010564

Kahoku

戴冠式ミサを含む第198回定期演奏会も、たくさんの聴衆の方々に支えられ、素晴らしい演奏会になりました。今日は同一プログラムで、山形市から北西に40分ほどの河北町(かほくちょう)でこれから本番です。昨日のテルサでの定期は、透明感のある合唱が素晴らしく、オルガンとバロックトロンボーンの神々しい響きは、ヨーロッパの教会を思わせるようでした。前半の2曲の交響曲と戴冠式ミサとを合わせても、先週のブルックナー第3番の演奏時間には及びませんが、やはりモーツァルトを奏でる時間は、特別なひとときです。
今日、演奏する「サハトべに花」と名付けられたホールは、音楽ホールとしての利用も考慮された設計で、残響はテルサよりも長いように感じます。山形には米沢、新庄、余目、天童、高畠などにも響きのよいホールがあり、響きの違いを楽しむのも演奏者の楽しみの一つです。

きっと今日もアマデウスの世界が豊かに拡がることでしょう!

2066204324_4bf0fb64e4