今日はオーケストラはお休みです。レッスンなどはありましたが、本番や移動の事を考えなくても良いのは、ある種の安堵感があります。
午前中に生徒のレッスンをして、それから自分のコンディションを良くするために基礎トレーニングを少ししてから、夕方からは10年以上のお付き合いがある「けやきの森ブリティッシュブラスバンド」のリハーサルに臨みました。今回は10月16日の14時から、秋の定期公演と位置づけている「メアリーローズコンサート」が文翔館議場ホールで行われます。このバンドはイギリススタイルの金管バンドとしては県内唯一で、吹奏楽とは全く違った響きの魅力があります。また、山響からホルン奏者の岡本和也さん(けやきではテナーホーン奏者として)、バストロンボーン奏者の高橋智広さんが特別レギュラーメンバーとして演奏と指導の両面でお手伝いいただき、プロアマのコラボレーションが取られていることも大きな特徴です。ぜひこのサウンドを多くの方々に聴いていただきたいと思います。
お問い合わせはけやきの森BBBのホームページから、また私へのメールでも大丈夫です。トップページのメールフォームからお送り下さい。
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文化庁公演の一週目が終わってお休み…ではなく、今日は通常のスクールコンサートが真室川町でありました。朝8時出発は辛かったですが、真室川町までの道のりは収穫直前の豊かに育った稲がきれいでした。終演後は山形テルサで城北高校吹奏楽部の定期演奏会を聴き、若々しいサウンドと、ソリストの山響バストロンボーン奏者、高橋智広さんの素晴らしい演奏を楽しみました。明日は少し休めるかなあ…
今週のツアー最終日は「菊人形」で有名な二本松市です。この文化庁公演は、山響が主催するスクールコンサートでもほとんど行かない小規模校や小さい地域などに多く出かけます。今日も二本松市街ではなく、水田が豊かに拡がる農村地域でしたが、学校に着いて目に入ったのはロープで立ち入りができないようにしてあるグラウンドでした。少し前までは教室の窓も閉めたまま授業を行っていたとのことで、今後も様々な心配が多いと思います。そんな中、子供達は元気いっぱいで私たちの演奏を楽しんでくれました。今日は就任したばかりの野田総理大臣が福島県を訪れましたが、子供達の将来を希望のあるものにしていただきたいと心から願います。
昨日夜から郡山に滞在し、今日は二本松市内でコンサートでした。郡山市は震災の影響が大きく、ホテルがある駅前周辺も建物によっては「要注意」「立ち入り禁止」などの張り紙が貼られたビルや、駅前の歩道橋の階段も一部損壊していて、使用禁止になっていたり、いわき市でもありましたが路面がゆがんだり路肩が崩れていたりする箇所が想像以上に多いのは驚きでした。今日のコンサートは二本松市でも東側の三春市に近い地域で、双葉町や大熊町もそれほど遠くはありません。放射線の線量が気にならないとは言えませんが、地域の方々は普通に生活していますし、線量そのものも過敏になるほどでもありません。コンサートを聴いてくれた生徒たちや地域の方々も、オーケストラの迫力と音楽のエネルギーに、ひとときでも不安から解放され、穏やかな表情を浮かべていたように思います。これからも音楽が少しでも多くの方々の癒やしとなるよう、がんばって演奏できればと思います。
ツアー二日目はいわき市入遠野小学校でのコンサートでした。いわき市からは車で30分くらいでしょうか、とてものどかな田園風景が広がります。でもところどころに路肩が崩れていたり、道路もゆがんでいたり、瓦屋根が崩落したのでしょうか、ブルーシートが屋根にかかった家がたくさんあり、地震の被害が大きかったことがあらためて理解できます。コンサート会場の学校は無事で、きれいな青空と澄んだ空気はとても素晴らしく、時の流れがゆっくりしているようにも感じました。終演後は山道を走り一時間ほどで郡山市に着き、駅に隣接した天然温泉付きのビジネスホテルにチェックインし、温泉にのんびり浸かり仕事の疲れをとり、19時からはオーケストラ協議会の会議が名古屋であり、今日だけは時間的にどうしても参加が無理だったので、インターネットで参加することにし、最初はMacのソフトであるFaceTimeを使いましたが相互がWi-Fi環境でなくては使用できなく、OSに関係なく世界で広く使われているSkypeを使い、無事に会議に参加できました。会議室にいる全員の声もちゃんと聞こえましたし、お互いの顔も見えて、これを全員が使えば経費を使って集まらなくても、と思いました。もちろん、実際に顔を合わせての会議も当然必要ですが、テクノロジーの恩恵も受けながらさまざまな方法を使い分けることもあって良いですよね。そのうち、ネット回線を使ったオーケストラ奏者の在宅勤務も出てきたりして・・・・・
今年度の文化庁公演ツアーが始まりました。今年は南東北、関東地方を中心に9月と10月の2ヶ月間で17公演を行います。今日は福島県いわき市でコンサートが始まりました。東日本大震災では地震、津波そして原発事故と福島県は大変な状況ですが、いわき市の町並みは落ち着いていて、あちこちに見られる「がんばろう福島!」の看板には地域の人々の復興にかける強い意志が伝わってきます。コンサートを行った学校は小規模な学校でしたが、子供たちの笑顔は明るく、私たちの演奏を心待ちにしていたらしく、オーケストラを見つめる目はとても輝いていました。今年度は震災の影響で開催できなくなった公演も多くありますが、被災地でがんばっている子供たちに少しでも多くの演奏をプレゼントできればと思います。
写真:本番前の休憩時間、学校の側溝でザリガニを見て楽しむメンバーたちです。
昨日一日休んだおかげで、今日は体が軽い・・・はずですが、目が覚めたら疲労感が残っていました。めったにない休日に、体も心も解き放たれてしまったようですね。
今日は午前中から生徒のレッスン、午後からは10月16日に本番が予定されている、「けやきの森ブリティッシュブラス」のリハーサルを指揮、夕方からまたレッスンをして、このあと明日からの公演地福島県いわき市に移動します。ツアーの前後はレッスンや指揮活動など、オーケストラ以外の仕事を終わらせていかないと帰ってきた後がまた大変になります。吹奏楽コンクールは一区切りしましたが、受験生はこれからが大変ですし、秋には山響以外にもたくさんのコンサートで演奏や指揮をしなければなりません。「本業」はどれ?と思っている方もいるかもしれませんが、音楽家としてはどれも本業です。もちろん、私は山響の団員ですし、オーケストラのための時間が最も多いのは当然ですが、私はオーケストラ奏者である以前に一人の個人、一人の音楽家です。さまざまな経験がそれぞれの仕事に良い影響を与え、より良い音楽家としてこれからも伸びて行きたいと思いながら毎日を過ごしています。
今日はお盆休み以来の休日…いわゆる「閉店」です。明日からの多忙な日々に備え、休養につとめました。日帰り温泉施設でお湯に浸り、ボディケアをしてもらい久しぶりにのんびり過ごしました。次の休みはいつかなあ…
今週のお仕事が終わりました。山形市民会館での合同スクールコンサートは、私が山響に入る前から続いていて、山形市の子供たちはほとんど全員と言っていいほど山響の演奏を聴いてくれています。とっても素晴らしい事ですよね。来週は文化庁のスクールコンサートで、福島県いわき市や二本松市、郡山市などを廻ります。被災地で頑張っている子供たちへ音楽のプレゼントを届ける大切なお仕事です。頑張って演奏してきたいと思います…
今日は「防災の日」です。これは1923年9月1日に発生した大正関東地震による「関東大震災」がきっかけとなり定められた事は、多くの方がご存知と思います。記録を見ると東京都と同じかそれ以上に神奈川県の被害が大きい事がわかります。特に住宅の全壊、半壊では東京都をはるかに凌ぐ被害です。今日は東海、東南海、南海におけるそれぞれの大地震のシュミレーションについての報道がありましたが、東日本大震災並みの震度と津波が東海、東南海、南海地域を襲ったら日本は終わってしまいます…これからは特に津波への対策が急がれます。個人でも防災用具の用意や、非難対策などを日頃から確認しておくことが大切です。地震は「いつでも来るもの」と思わなければいけませんね。
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