end of month

今月最後の日はレッスンと事務仕事でした。今年の大学受験に挑戦する生徒は、推薦入試で早々と進路が決まり、毎年これからラストスパートに入る時期ですが、教える立場としても今年は楽です。不況が長く続いた影響で、勉強に相応の資金が必要な音楽の勉強や、大学進学を断念する家庭も多く、将来プロとしての後継者を育成してゆくのも不安が伴います。新しい政府は強い経済を標榜していますが、それが個人の生活を上向かせるまでにはかなりの時間を要するでしょう。文化を維持してゆくためにも経済的な状況が早期に好転するよう、期待したいものです。

Health care administration

あっという間に1月も30日…今月もよく飲みよく働きました。飲み過ぎかな…午前中、事務局に出たら健康診断の結果が届いていて、見てみると一部の数値が悪くてちょっとガッカリです。3月で手術を受けてから3年になるので、これを機会に内臓のクリーン化と体の絞り込みを再び始めようと思います。美味しいお酒と食事も健康であればこそですからね。もちろん、良い仕事をするためにも。

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finale

三日間のタフなレコーディングセッションが終わりました。これまでのセッションは二日間で仕上げていましたが、今回はたっぷり時間をとり、余裕をもって収録する事ができました。先日の定期で素晴らしい演奏を聴かせてくれたワーグナーチューバ隊は、今回さらに集中度の高い音楽を出してくれ、数あるブルックナー7番のCDと比較しても最高ランクの出来栄えです。収録したテイクの数は200以上にもなり、上手く行かなく何度も演奏しなければならない時でも、マエストロ飯森はリラックスした雰囲気を漂わせ、楽員を信じている感じが伝わってきます…

私が始めてレコーディングを経験したのは学生時代でしたが、クラシックではなくてカラオケを作る仕事だったと思います….よく覚えていませんが。クラシックの仕事は1982年、東京佼成ウィンドオーケストラのレコーディングでした。スタジオに入りストラヴィンスキーのサーカスポルカ、バーバーのコマンドマーチ、サン・サーンスのマーチでトランペットとコルネットを演奏したのは良く覚えています。隣の席には長くベルリン・ドイツ・オペラに在籍し、帰国したばかりの田宮堅二さん(現在は桐朋学園大学教授)がいて、休憩時間には奏法や音楽についてたくさんアドバイスを頂いたりしました。

山響に入ってからはレコーディングよりテレビの収録が今よりとても多く、90年代初期は定期を毎回収録して放送していました。今でもビデオテープが残っていますが、懐かしい顔や自分の若さに吹き出しそうになります。

飯森さんが2004年に着任してからは本格的なレコーディングが増え、山響の新しいサウンドが広く知られるようになります。オーケストラのスキルを上げるには、レコーディングとツアーをたくさんするべきだと言われますが、マイクの前で演奏し、ディレクターにダメ出しされ、プレイバックを聴いて納得し再び演奏することを繰り返すと確かにアンサンブルの精度は高まります。また、プレッシャーのかかるパッセージを自分が上手く演奏できても誰かのミスでやり直す事も良くありますが、そんな時でも寛容さとタフな神経が要求されます。

これまでたくさんの曲をレコーディングしてきましたが、私にとっては今回のセッションが最後です。いつもベストを尽してはいますが、自分の全てを出し切るつもりで演奏しました。素晴らしい山響の演奏の中から私の渾身の響きを見つけてくれると嬉しいですね…

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Take

セッションでのレコーディングではライブレコーディングの場合と違い、曲全体や楽章をいくつかの箇所に分けて収録していきます。「コンサートと違う」という意見もありますが、舞台での演劇と映画が違うものであるのと同じで、シーンごとに収録しても音楽全体の創りがしっかりしていれば良いものがてきると私は思っています。

今日からは先日の定期で素晴らしい演奏をしてくれたワーグナーチューバ隊も合流し、第2楽章を中心にたっぷり時間をかけて録音しました。終了後、楽員が帰った後もディレクターやエンジニアと共にマエストロが全ての録音をチェックしています。こうして一枚のCDが創られていきます。

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Recording sesson

ブルックナー7番の録音が今日から始まりました。今朝の山形は昨日までの吹雪がウソのように晴れ渡り、交通機関のトラブルもなく、全員が無事にテルサに集まれました。今日は第1、第3楽章を収録しましたが、ライブでの演奏と全く違うサウンドがしていて、休憩時間にプレイバックを聴くと自分で考えていたイメージと実際に録音されている演奏との違いに驚きます。客観的に自らの演奏を聴き、アンサンブルの精度を高めるためにもレコーディングという作業はとても貴重な機会ですね。

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Sendai

今日は太平洋側の仙台市も珍しく積雪が多く、山形のようです。山形自動車道やJRも通行止めや遅延が多く、交通は半ばマヒ状態ですね・・・そのわりには市内の人通りは多く、少しは景気が上向きなのかとも思いますが、実態はどうなのでしょうね。18時過ぎには山形道の通行止めも解除になりましたが、路面は圧雪凍結でまるでゲレンデのようです。明日からのレコーディングのために今日の夕方に山形に入るオクタヴィアレコードの松田さんから夜に電話が入り、東北道の本宮と郡山の区間が通行止めになっていて到着が24時を過ぎそうとの事・・・その後、24時を少し回った頃にようやく山形に到着されました。明日はメンバーが全員無事にテルサに集まれるかどうか、心配です・・・

office

なんだか雪が多くなってきました。この冬1番の(何度目だ)寒波が来ているそうで、また雪かきかと思うとうんざりです・・・事務局までは近いので徒歩で通勤ですが、駐車場の周りを除雪しておかないと車が出られなくなったりします。まったく困ったものですね・・・

午前中は読売新聞、午後はモンテディオ山形が来局し、取材や打ち合わせなどで1日を過ごしましたが、これから来る寒波次第では27日からのレコーディングに機材を積んだ収録スタッフやマエストロ、エキストラなどの方々が無事に山形まで着くか心配です。

Seat

事務局で仕事をするようになって、机に向かう時間がそれまでの何倍も増えて、楽器を演奏しているときとは全く違う疲労を感じる事も多くなりました。その原因は「椅子」にある事はわかっていたのですが、対策を練る時間もなく、かなり時間が経ってしまいました・・・今まではよくあるオフィス用の椅子(グレーの)を使っていましたが、古いもので座面、背面ももろく、腰やおしりの筋肉がとても疲れてしまい、長時間の勤務は辛いものでした。身の周りにある椅子で最も体に馴染み、疲れが最小限のものは私の車、VW Golfのシートでした。これと同じようなシートがあれば・・・と思っていたら、ありました。私は1996年から2004年までGolf 3を所有していましたが、2002年から2004年までは運転席側のシートをレカロ社のシートと交換していました。とても高価なものなのでヤフオクで程度の良い中古を探しましたが、さすがに素晴らしいもので、長距離の運転も大変楽になりました。2004年にGolf 4に換えてからはシートは友人に譲りましたが、使用せずに保管していたようなので、お願いして戻していただき、レカロ用の脚部を購入して取り付け、クリーニングして事務所で使い始めました。レカロシートは自動車用の他にも航空機用など多方面に設計されたモデルもあり、オフィス用には「レカロオフィス」として販売されていますが、自動車用に設計されたすべてのモデルも別途に脚部を購入してホームやオフィスで使用できるようになっています。座り心地は素晴らしく、腰やおしりの疲労もほとんどなくなりました。やはり良い椅子を探して使うことはオフィスワークを効率の良いものにするためにも欠かせないですね。

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Collecting

午前中はFM山形で収録です。今回は2月の第一回目の放送なので、少しずつ近づく春をテーマに、ベートーヴェンの「田園」と初めて取り上げるイギリスの作曲家ディーリアスを特集しました。収録後は担当の部長、技術スタッフ、大屋アナと4人で新年会で盛り上がりました。最近はスマートフォンのアプリを利用して日本全国のFM局が聴けるようになり、意外に多くの方が放送を聴いているようです。番組のPRのためにFacebookやTwitterも使う案も出て、これからの発展が楽しみです!

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office

昨日は楽しく飲み過ぎ、今日は10時から毎週定例の事務局会議です。若干頭が働かないような気がしますが、無事に会議を終えて終日事務仕事でした。これから今年度の決算と新年度に向けた新たな事務局体制を作り、スムーズな運営がなされるように環境整備を急がなければなりません。私もGM専従になることから、新たなポジションとしての位置づけと役割を明確にする必要もあります。こうして忙しくしていると最後の演奏会もすぐに来てしまうんでしょうね。