#226

第226回定期演奏会が終わりました・・・飯森さんとの定期は今日で卒業です。来月のモーツァルト定期には私は出演しないので、定期は3月の第227回で卒業です。(最後の演奏会をどれにするかはまだ決めていません)私が初めて出演したのは1984年5月の第44回定期でしたが、それからずいぶん時間が経ちました。当時のメンバーで今も残るのは、ヴァイオリン菖蒲 覚さん、三恵子さん(当時は結婚前で井上さんでした)大和ゆり子さん、蜂谷ゆかりさん(エキストラ)、クラリネット郷津さん、ホルン大和洋司さん、トロンボーン五十嵐さん、パーカッション南さん、三原さんの9名で、事務局は後藤純悦さんだけが当時からのメンバーです。現在は約50名のメンバーなので、41人は私が入団した後のメンバーになりますね・・・こうしてみると自分も古参の部類に入るんですね・・・

ブルックナーは1985年8月の第50回定期で渡部勝彦さんの指揮で第4番を演奏したのが最初で、その後1994年12月に高関 健さんの指揮で第7番を、詳しい時期は後でアップデートしますが、十束尚弘さんで第0番、そして飯森さんになってからは第4番を確か3回くらい(定期、東京、新潟)演奏したのを皮切りに、第5番、第3番、第6番を演奏して今日の第7番です。今回も素晴らしい演奏で、弦楽器の清楚な響きは実に美しく、宗教的な雰囲気が漂っていました。金管セクションも、テルサに新しいパイプオルガンが設置されたような感じに聞こえるようなサウンドでした。個人的にも今日のほうが良い出来で、部分的に使用したB♭管の響きも満足できるものでした。でも、これで終わったのではなく、27日からレコーディングセッションで3日間演奏しなければなりません。明日は唇を休めますが、今回の演奏会の録音を聴き、レコーディングまでにコンディションを立て直し、より良い演奏をしたいものですね!

「#226」への1件のフィードバック

  1. 明けましておめでとうございます。今回も素晴らしい演奏をありがとうございました。
    私は山響の演奏と出会ってから、シューマンに対する印象が変わったのですが、今回のピアノ協奏曲も本当にドラマチックで、堪能させていただきました。
    山響の協奏曲は、ソリストとオーケストラの音楽的な対話が、とても聴き応えがありますね。先月のドヴォルザークのチェロ協奏曲でも、堤剛さんの深い音楽性と、見事に、調和以上の表現で対話していたオーケストラのサウンドに感激しましたが、今回も溌剌としたダイナミックな音楽性をもつ萩原麻未さんと、音楽的に語り合いながら高まり合っていくさまに、感動しながら聴いていました。
    ブルックナーの7番は、曲が始まったとたんに涙、涙…。マエストロも深い思いを込められたという2楽章まで、それが続きました。そして3・4楽章では、希望をいただいたような、そんな思いで聴いていました。
    いつも大好きな山響の金管セクションですが、ワグナーチューバも加わわっての重厚な響きは、とても新鮮でした。
    オーケストラでのSatohさんの演奏を聴く機会も残り少なくなってきましたが、1回1回のコンサートを大切に聴きたいと思います。

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